Excelを勉強した理由
私がExcelを勉強するきっかけとなった出来事を紹介したいと思います。
きっかけ
「Excelの勉強をする必要があるな~」と初めて思ったのは経理職として上場会社へ勤務していた23歳のときのことです。20歳~22歳まで会計・税務の勉強しておりましたので知識面においては問題なかったのですが、実務では作業のスピードも必要になります。当時の私は処理スピードが遅くダメダメでした。
そんな中、業務の5割~6割ぐらいExcelを使用しておりました。そこで「これは、Excelが得意になれば作業スピード上がるんじゃないか」と思いました。(この思った時点で努力すればよかったのですが、思っただけであまり努力しませんでした。)
それから、1月半ほど経過したときに私の業務ではないのですが、別の担当者の業務が終わらず深夜1時か2時ぐらいまで帰れない日がありました。横で見ていてExcelがうまく使えれば早く終わる業務でしたが、私も当時はあまり詳しくなくいっしょに頭を抱えるぐらいしかできませんでした。
そして、ものすごく悔しくて次の日からようやくExcelの勉強を始めました。
Excelでできること
私が7年ぐらい前からExcelの勉強を始めて気づいたことは思っている以上にExcelでできることが多いということです。私が勤務時代には下記のようなことを行っていました。(VBAが必要な部分も多いですが、関数をしっかり理解するだけでもかなり使えます。)
50以上のExcelファイルから特定のデータを抽出
請求書の発行と自動保存
会員サイトにログインして、必要なデータ抽出してExcelに出力する。
事業所税申告書の自動作成
会計システムに取り込むデータを自動作成
文字でみてもイメージしにくいと思いますが、コスパはものすごく良いことは間違いないと思います。私自身かなり業務時間を削減できました。(100時間近く残業していた時もほぼ残業しなくてもいいぐらい削減できました。)
仮にExcelの勉強をせずに業務効率化ができないままであれば、税理士試験の勉強に割く時間がなく税理士になれなかったと思います。
最後に
Excelに関しては、「Excelで〇〇するのはもう古い」であったり「Excelとかはバックオフィス業務をする人が使うもの」であったり否定的な意見を持つ方もいらっしゃいます。たしかに、Excelでできるけれども他の業務システムを使った方が良いことは多くあります。
ただし、業務システムは多くの方に使っていただけるようにシステム設計が行われるため、標準的な業務には対応可能でも特殊な業務やその会社ならではの事情には対応できないことがあります。そんな時にExcelで補完できればすごく便利です。
また、最近読んだ「ワークマン式「しない経営」」でもExcel経営の章がありそこでは営業の方(スーパーバイザー)がExcelを駆使している姿が書かれています。営業の方であってもExcelを駆使し数字を味方につけることが出来れば非常に心強いです。
私自身Excelに関しては、それなりに詳しいと思いますので、基本的なことから役立つExcelシートの作り方、ExcelVBAの使い方などを定期的に発信できればと考えております。