質問1
掛け取引とは何ですか?
回答1
掛け取引とは、例えば、得意先に対して商品の引渡しは完了したが、まだ売上代金は未収の場合や、仕入先から商品の引渡しを受けたが、まだ仕入代金を支払っていない場合のことです。
質問2
掛け取引は入金時又は支払い時に売上や仕入を計上すればよろしいでしょうか?
回答2
掛け取引の場合には、商品を引渡した時に売上を計上し、商品を仕入れた時に仕入を計上します。ですので、実際の入出金よりも前に売上又は、仕入を計上する必要があります。
質問3
入金時又は支払い時に売上や仕入を計上する方が入力が楽なのですが良い方法はないでしょうか?
回答3
最終的な決算・申告時には、掛け取引に関しては、現金の入出金に関わらず売上、仕入、経費を計上しますが、期中に関しては現金取引にて記帳を行い、決算申告時に調整することも可能です。
ただし、業種によっては日々の入力の楽さよりも経営管理上しっかりと期中から掛け取引で計上を行った方が良い場合もございますので、その場合には掛け取引での記帳をおすすめしております。
質問4
クレジットカードで取引をした場合には、翌月又は翌々月に口座から引き落としされますが、こちらも掛け取引に該当しますか?
回答4
掛け取引に該当します。ですので、利用した日(購入日)に経費に計上する必要があります。なお、当社指定のExcelシートに利用日ベースでご入力いただければ構いませんので、掛け取引であることによる特別な手間は生じません。
質問5
交通系ICカードで地下鉄を利用しますが、チャージをした時に経費を計上しても問題ないでしょうか?
回答5
原則として、チャージ時の経費計上は認められません。チャージはあくまで前払であり、事業に関係するサービスの提供を受けたタイミングで経費に計上します。
ただし、期中はチャージのタイミングで経費計上を行い決算時に修正を行うことは可能です。
※チャージのタイミングで経費計上を行った場合においても、利用日、利用機関、利用区間、利用目的、利用金額等の情報はしっかりと残しておく必要があります。ですので、チャージした金額から未使用残高を控除した金額が、利用情報をまとめた資料の合計額と一致する必要があります。