給与台帳の入力方法
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今回は給与台帳の入力について解説していきます。
マスタ設定
まずは、事前に従業員マスタを設定する必要がありますので下記の図をご確認ください。
従業員マスタには、従業員コード・区分・従業員名・フリガナ・性別・生年月日・入社日・退社日・郵便番号・住所・源泉区分を入力する必要があります。
実際に入力したものは下記の図のとおりです。
※退職された場合にも、マスタは削除せずにそのまま残した状態で、新規の従業員を入力お願いします。
給与台帳の入力
締日及び支払日等の入力
まずは、給与締日・給与支払日・従業員Noを入力します。
※従業員Noを入力すると氏名が自動的に抽出されます。
支給項目の入力
次に支給項目を入力します。
控除項目の入力
最後に控除項目を入力します。
控除項目の入力順序は、住民税 → 健康保険・厚生年金・雇用保険 → 源泉所得税の順番が良いです。源泉所得税の控除すべき金額は、社会保険料・雇用保険料控除後の給与で決まりますので、社会保険料等を入力前に源泉所得税の控除を入力すると間違ってしまう可能性があります。
※控除項目に関しては、金額の計算方法に不安がある場合には、当事務所より計算方法のご案内を実施致しますので、ご安心ください。
年末調整時の入力
年末調整時に源泉所得税の過不足額の調整を行いますが、その際の入力方法に関して補足致します。
控除項目として、年末調整の入力を行いますので、源泉税を徴収しすぎていた場合(還付)には-の値で入力を行い、源泉税の徴収が不足している場合(追加徴収)には+の値で入力する必要がある点に注意が必要です。
シート名
シート名に関しましては、通常の給与は締月をシート名とします。
シートを追加する際には、前月のシートをコピーして作成ください。
賞与に関しては支払月をシート名とし末尾に賞与と入力します。
※賞与支払時にも、源泉所得税・社会保険料(健康保険、厚生年金)・雇用保険料の徴収が必要です。
まとめ
給与に関しては、入力自体は基本的には前月と入力内容が変わらないことが多いので難しくはないですが、残業がある場合、深夜労働がある場合等は少しややこしいです。また、社会保険料・雇用保険料の料率変更(変更時期が異なる)であったり、社会保険料の定時決定(必要に応じて随時決定)もあります。
ですので、経営者として従業員を雇用することになった場合には、個人事業であるか法人事業であるかを問わず、給与計算に関する書籍の購入をお勧めしております。(やはり、給与計算を頻繁に間違えたり、後から多額の追加徴収が発生すると従業員からの信用を失います。)
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