掛け取引の入力方法

掛け取引の入力方法

掛け取引の入力方法

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 今回は掛け取引について解説していきます。掛け取引とは、商品の引渡し又はサービスの提供は完了しているが、お金が未入金となっている状態のことです。売上に関するものを「売掛金」と言い、仕入に関するものを「買掛金」と言います。

売掛金

 基本的な入力方法は現金や預貯金と変わりませんので、設例をもとに説明いたします。

1.4月15日:
㈱AAAへ商品を500,000円で売却

2.4月20日:
㈱BBBへ商品を300,000円で売却

3.4月30日:
㈱BBBから300,000円入金

4.5月20日:
㈱AAAから500,000円入金

【売掛金シートの入力】

 実際に販売した日付とは異なりますが、4月末日締め分として、30日の売上として構いません。また、㈱BBBへの売上は4月中に入金されているため、厳密には掛け取引に該当しませんが、売掛金シートに売上のすべてを入力したほうが分かりやすいです。

【預貯金シートの入力】

預貯金シートに入力の際は、実際に入金があった日付で入力します。また、【区分(ジャンル)】を選択する際は「売掛金入金」を選択する必要があります。間違えて「売上」としてしまうと売掛金シートの「売上」とあわせて二重で売上が計上されてしまいます。

買掛金

 念のため、買掛金に関しても設例をもとに説明いたします。

1.4月20日:
㈱CCCから商品を400,000円で仕入

2.4月20日:
㈱DDDから商品を200,000円で仕入

3.4月30日:
㈱DDDへ200,000円を支払い

4.5月20日:
㈱CCCへ400,000円を支払い

【買掛金シートの入力】

 実際に仕入をした日付とは異なりますが、4月末日締め分として、30日の仕入として構いません。また、㈱DDDからの仕入は4月中に支払われているため、厳密には掛け取引に該当しませんが、買掛金シートに仕入のすべてを入力したほうが分かりやすいです。

【預貯金シートの入力】

預貯金シートに入力の際は、実際に支払った日付で入力します。また、【区分(ジャンル)】を選択する際は「買掛金支払」を選択する必要があります。間違えて「仕入高」としてしまうと買掛金シートの「仕入高」とあわせて二重で仕入が計上されてしまいます。

 以上が入力方法の説明となります。掛け取引を苦手にされる方は多いですが、パターンを覚えると難しいものではありません。期中は入出金のタイミングで売上等を認識し決算時に調整を加える記帳方法もありますが、経営管理の観点からあまりおすすめできません。(利益が出ている場合には、特に掛け取引に関して毎月しっかり計上するべきでしょう。)

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